2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

●大学の姿とは

「中央公論」2009年2月号より 特集 大学の絶望 下流化した学問は復活するか 竹内洋 関西大学教授・京都大学名誉教授 鷲田清一 大阪大学総長 鷲田 教養というのは、いろいろな定義が可能だと思いますが、結局、「価値の遠近感を持つ」ことと言えるのではない…

●「バーチャルな世界」と「リアルな世界」

私もこのTwitterに会員登録している。登録してすぐに、10数年、我が家の水槽で飼っていた金魚が亡くなり、また新たに飼った金魚のことを一度、呟いてみた。かなり、公開していたが、誰もフォローしてくれなかった。(フォローはされたが、広告がらみの人物、…

●「時代閉塞の現状」に蠢く宗教

ごくごく最近では「オウム真理教」が大きな問題を起したが、今のような「時代閉塞の現状」にあっては、“宗教”という精神的な癒しに人々は解決の道を求めるもののようだ。これまではあまり表だった行動を起してこなかった「幸福の科学」が、政治の世界に足を…

●70年代の総括

朝日新聞の夕刊で「反逆の時を生きて」というタイトルで、60年代から70年代の“政治の季節”を走り抜けた人たちの当時と今を織り込んだ連載をしていた(2009年6月19日から7月14日まで15回)。読みながら、ここに登場する人たちは一体、今の時代に繋がるような…

●「揶揄」

揶揄とは、遠まわしにからかうこと、と言っていいだろう。ある会議の中における上位のもののある説明のなかに、ある“揶揄”を読み取り、こんなことを考えた。 こうしたコミュニケーションは、日常の中でごく普通に繰り広げられているが、会社などの組織でこう…

●創造とは模倣?それとも“盗作”

人間の創造的活動の基本は「模倣」にあることは間違いがない。しかし、それが一個の人間の、あるいはその人間が属するグループの“オリジナル”に化けてしまうことがある。電通といういわゆる世界を代表する創造集団がそれをやってしまったのだから話題性はあ…

●統計あるいはアンケート調査の“我田引水”

こういう記事を読むと、短絡的に「本」=「成績のいい子」に結びつけてしまう。しかし、文科省が掲げる「生きる力」に焦点を当てると、この調査のみでは説明できないところがたくさんあるように思う。ここからは「応用力」「考える力」との関連が何も見えて…

●「公文書管理法」が成立 2009年6月24日

■日経 公文書管理法が成立 中央省庁などの公文書の作成・保存に共通ルールを定める公文書管理法が24日午前の参院本会議で全会一致で可決、成立した。各省庁ごとに違っていた公文書の管理方法を統一し、歴史資料として重要な公文書は原則として国立公文書館に…

●印刷業界と出版社

livedoor new経由J−CAST発信の記事から――2009/05/20 印刷業界が立ち行かなくなりかけているから、コンテンツ制作専門のお客さんである出版社にテコ入れするという状況は、穿った見方をすれば、業界自身の尻に火がついたどころか、全身に火の勢いが回り…

●文化庁が117億円かけてアニメの殿堂建設に関して(2009/04/30)

4月9日付けの夕刊1面トップで朝日は紹介していましたが、それを受けて、読者投稿欄「声」には、次のような投書が掲載されていました。 ●4月19日付け 「アニメの殿堂より業界助けて」 (通信販売業 男・44歳) ――(略)アニメのヒット作はいまだにほんの一握…